第4話 呼吸ひとつも大切なんです

おはようございます!
博厚堂はり治療院針灸院の深澤です。

前回は、浮腫みの話から「腎」の水分調整機能へとお話が展開しました。

 前回のお話 水門の管理をするのは?? 

さて今回は。
水分調整を司っているもう一つの器官、「肺」へとお話が続きます。

気になる本編はこちらからどうぞ!

ーー ⭐️ ーー ⭐️ ーー ⭐️ ーー

まいちゃん:
 (もぐもぐ)で、先生。。。(ごっくん)。。。
 このどら焼き、美味しいですねぇ。。。じゃなくて!!

 浮腫みと水分代謝のお話でしたよね?

深澤先生:
 そうそう。
 水分代謝3兄弟のラスト、「肺」のお話をしようと思うのね。

まいちゃん:
 肺って。。。
 正直、肺から水分調整のイメージが湧きません

深澤先生:
 西洋医学的には、そうかもね。
 でもね、中医学で「肺」は立派な水分調整機能を司っているのよ。

 「肺」の役割の1つに、「水道を通調する」という言い方があるのだけど、
 「通」疏通、つまり通して流す役割で、
 「調」は文字通り調節という役割ね。

 合わせると、体の中の水路を流して通して、調節するという、
 文字通りの意味になるの。

まいちゃん:
 えっと。
 「腎」は水門とポンプでしたが、
 「肺」は、調節弁みたいなものでしょうか??

深澤先生:
 だいたいそんなイメージで大丈夫よ。
 で、この「肺」水分代謝の役割を機能させている作用が、2つあるのよ。

 「宣発(せんぱつ)」「粛降(しゅくこう)」という作用で、
 「宣発」は、「脾胃」で作られた「水穀の精微」という「水湿」という津液を、
 体全体に運びながら、「汗孔」を通して汗の排泄を調節しているの。
 また同時に、「呼吸」を通して「濁気」を外に出す作用もあるわね。

 もう一方の「粛降」は、
 「水穀の精微」から作られた「津液」を「膀胱」に下ろす作用ね。
 この時の通り道が「三焦」になるというわけ。

まいちゃん:
 うーんうーん、うーーん。
 つまり、「肺」が担当している水分代謝機能は、
 「汗」と「尿」ということになるんですか??

深澤先生:
 そうそう! 「汗」と「尿」の排泄を調整する役割ね。
 もう一つが「呼吸」によって清気(氣の構成成分)を体内に取り込む役割になるわ。

まいちゃん:
 ということは、先生!
 「肺」は、汗の調節をして尿となる水液を「腎」へ運ぶ
 という2つの水分代謝機能があるということでしょうか??

深澤先生:
 水分代謝、という見方からすれば、その2つになるわね。

 この「脾」「肺」「腎」は、
 他にも呼吸や血、氣と、とても密接に関わっているから、
 これからもきっと、別の角度でお話しすることになるわね。

 今回は水分代謝ということだったけど、
 3つの「臓」の連携プレーがバランスよく働いているからこそ、
 体の水分が調整されている、つまり。。。

まいちゃん:
 どれか一つでもちゃんと機能しないと、
 水分が体から出にくくなって、浮腫みやすくなる、ということですよね?

深澤先生:
 ご明察!
 一つ一つの臓腑に着目せず、
 それぞれの役割が、次にどこと関わっているかを知ることで、
 調整すれば良いポイントが見えてくる、というわけね。

 特に健康な状態の時こそ
 食事や生活習慣で調整することが可能だから、
 早期に体の変化や状態に気がつくことが大切ね!

まいちゃん:
 うう、耳が痛いです。。。
 忙しいっていう言い訳で自分の体を振り返らないと、
 バランス戻しにくくなっちゃいますねぇ

 ダイエットよりも、まずは生活習慣かなぁ。。。
 早速、深呼吸たくさんしてみます!

深澤先生:
 ふふふ!
 じゃ、長くなったからこの辺で休憩!
 次は、食事のお話に戻りましょうね。
 そしてさらに、美味しい水羊羹もあるんだけど笑

まいちゃん:
 先生! もちろん食べます!

中医学の水分代謝は
「脾」「肺」「腎」、3つの臓の連携プレーということがわかりました。

どれか1つが滞っても水分代謝に影響するので、
これら全体のバランスが大切になってきますね。

さて次回は、お話がまた食事に戻りそうです。
そして、まいちゃんの体重やいかに!?

それでは、次回もお楽しみください。