中医学の基礎 その4 寒と熱 「熱」

こんにちは。
博厚堂はり治療院針灸院の深澤です。

前回は、体の状態、八綱弁証の内「寒熱」について
軽く触れさせていただきました。

前回のお話 中医学の基礎 その3 「寒」と「熱」

さて今回は、体の状態としての「熱」について
解説していきたいと思います。

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現場において、患者さんの状態を見極めなければ、
施術や治療を施していくことはできません。
そのため、当院では初回に30分の問診を設けています。

この30分の問診では、
病気や体の状態以外のことも深く聴き込むことがあります。
なぜなら、普段の習慣や行動の中にこそ、
体の寒熱の状態が現れている場合が多いからです。

特に熱証(中医学では、体の状態のことを「証」と言います)を持っている方は多く、
次のような症状を訴えることが多いのです。

・口が渇く
・よく冷たいものを飲んでいる
・冬でも暑がり
・顔が紅潮している
・ほてりやのぼせがある
・皮膚が乾燥する
・イライラする、気が急く
・寝汗がひどい

これらは、様々な部位から症状として出てくる典型的な「熱証」です。
つまり、体の中の熱が過多になると、
このような症状が出てくる、ということです。

これらの症状だけを見ると、
私は当てはまらないなぁ」と思われる方も多いかもしれません。

ですが、日常の行動で当てはめてみると、
疑いがある場合も多いのです。

例えば、無意識的に、
お布団の冷たいところを探し回って寝ていませんか?

こういう方は寝相が悪く
朝起きた時にお布団が偏ったり
最初とはだいぶずれているところに寝ていたりします。

子供は基本的に熱証が多いため、寝相が悪いのです。
(それが直接、病気につながるわけではありませんので、ご安心ください)

また、ちょっとしたことでイラついたり、
常に焦っている方はいませんか?
このような方も、実は熱証を持っている場合が多いのです。

一見、ただの性格のようにも見えますが、
普段の感情的な行動も、体調から来ていることがたくさんあるのです。

さて、今回は「熱」について具体的に説明してみました。

次回は「寒」について説明していきたいと思います。

<続く>