中医学の基礎 その5 寒と熱 「寒」

こんにちは。
博厚堂はり治療院針灸院の深澤です。

前回は、体の状態、八綱弁証の内「熱証」について
軽く触れさせていただきました。

前回のお話 中医学の基礎 その4 寒と熱 「熱」

今回は、体の状態としての「寒」について
解説していきたいと思います。

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前回の「熱」のお話の後なので、
なんとなくお察しがつくとは思いますが笑
「寒」というのはただ「寒い」という状態だけではありません

まずは、症状の例を挙げてみましょう。

・強い寒気、悪寒
・手足や体の部分的な冷え
・温かいところにいても寒がる
・お腹の鈍い痛み
・いつも疲れやすい
・気力がない

「寒」の症状として一番わかりやすいのは、
体の中の冷え寒気といった症状です。

夏でも腹巻を欠かせなかったり、
夏なのに熱いお茶をガブガブ飲むような方は、
寒証を持っているといえます。

また、手足が極端に冷たく
夏でも腹巻をしないとお腹を下してしまう方や、
夜でも靴下を履かないと眠れない方も、同様といえます。

他にも、風邪やインフルエンザで高熱が出てしまい、
どんなに温めても寒気の方が強くなっている人も、寒証です。

このように、日常生活の中で何気なく行っている行為が、
体の内側の症状を訴えているのです。

癖や性格だから、と話すことをためらわず、
普段の生活の中でよくする行為気になる体感などは、
いつでもお伝えいただければと思います。

皆様から伝えられた情報が元となり、
より正確で素早い治療につなげられるのです。
診療時の何気ない会話から、
私たち漢方家や針灸師は、大切な情報をたくさん得ているのです。

<エピソード2に続く>