第4話 流れが生み出す悪循環

おはようございます!
博厚堂はり治療院針灸院の深澤です。

前回は、「脾」「陰」「湿」が溜まることで、
身体に不調をきたしている、
ということを解説いたしました。

 前回のお話し 第3話 仲良し同士は引き合います 

さて今回は。
「脾」の不調から、
さらに「肝」「腎」についても言及しそうです。

それでは、気になる本編はこちらからどうぞ!

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まいちゃん:
 先生! 前回は「脾」「陰」「湿」が溜まることで、
 私のお下痢が発生している!というお話を伺いましたが、
 まだ続きがあるんですか??

深澤先生:
 まいちゃん、実はここからが重要になってくるのよ。
 
 これまで「流れ」というのがいかに大切か、という
 お話をしてきたけど、今回も例に漏れず、
 「脾」に起こった不具合から
 他の臓腑の不具合につながることがある
 というお話をしていくわね。

まいちゃん:
 はい! ちょっと、気になってたんですが。。。
 栄養が体に行き届かないのに、
 どうして痩せないのかなって。。

深澤先生:
 今日のお話は、まさにそこ!
 まいちゃんは、なんでうっすら太っちゃったのか?!

まいちゃん:
 うう。。。一応、これでも気にしてるんですよぅ!
 どうやったら、このうっすら太りを落とせるのか、気になります!

深澤先生:
 ふふふ。
 まいちゃんのはね、脂肪というよりも「水太り」なの。
 
 普段から、体重、あまり安定しないんじゃない?

まいちゃん:
 確かに生理がくると、
 身体の調子が悪くなって太りやすいですねぇ
 それと今回のと、何か関係があるんですか?

深澤先生:
 関係ありますとも!
 水分代謝の立役者、「腎」のことを覚えているかしら?

まいちゃん:
 確か、生命力の源「精気」貯めて燃やす役割と、
 水の代謝っていう役割と、でしたっけ??
 何か関係がありそうですね。。。

深澤先生:
 そう、これまで出てきたのは2つの役割ね。

 まず「水分代謝」だけど、
 「脾」の運化が鈍っているということは、
 水湿の運化も鈍っているということになるの。
 特に排出する方が鈍っていると
 「腎」で処理できる水分代謝も、鈍ってくるわよね。

 「腎」の氣の中でも、
 特に陽氣がこの排出する方を司っていて、
 不足してくると、水分代謝が鈍ってくる。

 この状態を「腎陽虚」というの。

まいちゃん:
 体の外に水湿が出ていかないから、
 結果、「脾」から「腎」に送られるはず水湿が、
 身体の中にたまる。。。

 そうかぁ。処理しきれない分の水湿は、
 下痢だけじゃなくて
  体にたまることもあるっていうことですよね。

深澤先生:
 う〜ん、正確にいうと、
 脾の運化で一旦取り込まれた水分が、
 運化が鈍ることによって、
 身体の中から排出されずにたまっていく。

 それ以上に体に入ってくる水分
 吸収されず下痢となって排出される、という感じかしら。

 ここでポイントになるのは
 「腎」も機能が鈍っているってことね。

まいちゃん:
 「腎」って、水分の調節をしている。つまり、
 排出できないっていうのは、
 「腎」も鈍っていることになるんですね。

深澤先生:
 そうなのよ。
 「腎」というのは、水湿を主る臓腑になるから、
 そもそも「陰」と相性が良いのよね。
 つまり、「湿」を引き込みやすい

まいちゃん:
 ということは、
 「腎」「湿」を引き込んで、
 鈍っている
っていうことになるんですか?

深澤先生:
 う〜ん、それは正確ではないわね。
 確かに「腎」には「陰」がたまりやすいのだけど、
 さっきもいった通り、
 「腎」の中には「陽」も含まれていて
 それぞれを「腎陰」「腎陽」というのよ。

 「腎陰」は身体の潤いを、
 「腎陽」は精氣という生命エネルギーを司っているの。

 そして陰陽二元論の観点からすると、
 やっぱり「バランスが大事」になってくるわ。

まいちゃん:
 そうか。今回みたいに
 身体の中に「湿」みたいな「陰」が増えちゃうと、
 「腎」の中の「陰」が増えすぎちゃって、
 「陽」が相対的に減っちゃいますね。

深澤先生:
 しかも増えすぎた「陰」で、腰が重だるくなったり、
 下半身が冷えたりするから、
 腰巻毛布が手放せなくなっちゃう。
 「湿」が増えることで、「むくみ」にもなっていく。

 すると、ますます身体の中の水分の流れが鈍っていくでしょ?

 そして、体に入ったのに運化されない水分は、
 そのまま溢れて、下痢となって流れてしまうというわけなのよ。

まいちゃん:
 う〜ん。ここでも連携プレーが冴え渡っちゃうんですね。
 足がむくんだり、うっすらお肉がついちゃったわけが、
 何となく分かりました。。。 恐ろしいです。。。
 そのまま脱水機にダイブしたい気分ですよう!

深澤先生:
 あはは。 物理的にしぼりとれるなら、
 皆さんしているところでしょうね。
 さらにさらに!
 夏バテには「腎陽」も絡んでくるのよ。
 
「脾」「腎」の連携プレーが、
身体のむくみを作り出していた!
さらに「腎」のお話は続きそうです。

それでは、次回もお楽しみに!